離乳食の「手づかみ食べ」って必要?

「手づかみ食べ」とひとことでいってしまいますが、
食べ物を目で見て→つかみとる→口に運ぶ→味わう
といった一連の動きは、その流れにとても大きな意味があります。

目で見る・・・食べ物だと認識する
つかみとる・・・食べ物の固さを実感する
口に運ぶ・・・食べるための適量や、手を確実に目標まで運ぶことを知る

これらを十分に行うことで、

・自分の口にはどのくらいが入るのか、
・モノには柔らかい、固いなどがあり、それに対して柔らかく持つのかしっかり持つのかの手加減

などを知らず知らずのうちに学んでいくのです。

こうした行動をしていくことで、自分で食べることが上手になり、スプーンやフォーク食べが上手になっていくので、
できる限り手づかみ食べをさせてあげましょう。

手づかみ食べは、いつから?

いつから?と意気込んで、やらせようとしなくても、9ヶ月がすぎてから赤ちゃんが食べ物に手を伸ばしたら少し様子を見守ってみましょう。

最初はうまく口に運べなかったり、食べ物をぐちゃぐちゃにするだけで食べなかったりもしますが少しずつ練習していきます。
それが親の負担になってしまいそうであれば、その遊びはそこでおしまいにして、余裕のあるときに、「これながら手づかみしてもいいよ」というものを作ってあげられるといいですね。
1歳頃になると、お口に運ぶことができる赤ちゃんが増えてくるので、手づかみしやすい環境をしっかり整えてあげましょう。

手づかみ食べ練習

手づかみ食べを始めると、食べ物をぐちゃぐちゃにしたり、投げたり・・・などと、思わぬハプニングがあります。
食べ物で遊んでいるのでは?と心配になる方もいるのではないでしょうか。

実はこの行動、こどもにとって学習なのです。食べ物への興味の広がりの第一歩ですし、手で触った感触・指の力の入れ方・持ち方などは体験しないと覚えられない能力です。

最初のうち指をうまく使えないので、握りつぶすことはよくありますから、温かく見守ってあげたいものです。

だからといって、「存分に好きなように・・・」にも、ママも限度がありますよね。

食べることがまだ上手でない時期は、「手づかみ食べ用のもの」・「ママが食べさせるもの」と別々に用意するとよいでしょう。机の下に新聞紙やレジャーシートを敷く、スモッグ型の食事用エプロンを身に着けるなどの対策がおすすめです。

中には 手づかみ食べしない 子どももいますが、無理やりやらせることで食べることが嫌いになっては困ります。無理せず、食べ物をフォークで刺しておいてあげるなど、子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。ただ、ママが汚れることが嫌なタイプだと、子どももその傾向が見られます。

料理上のポイント「ギュッ!ジュッ!クルッ!ピタッ!」

①ギュっとまとめる

軟飯をまとめて小さなおにぎりにしてみたり、ちょっと食べにくそうなものでもラップにのせてから手でぎゅっとまとめると食べやすくなります。

②ジュッと焼き固める

まとめても食べにくそうなものは、表面を少し焼きましょう。後期をすぎたら少しだけの油は使えますが、使いすぎないようにしたいので焦げ付きにくい加工されたフライパンなどを使うか、素材の水分をよくきっておくと、油が少なくてすみます
表面を焼くことで食中毒のリスクも下がるので、ちょっと持ち歩きたいときなどにもいいでしょう。

④クルッと巻く

野菜料理はなかなか手づかみさせにくいですが、春巻きの皮を使って焼いたりするといいでしょう。
かぼちゃのマッシュでも、春巻きの皮に包んで軽く焼いたら、手づかみしやすくなります。
薄焼き卵で巻いてもいいですね。

⑤ピタッとはさめる

バラバラだと食べにくいものは、サンドイッチや薄いおにぎらずのようなものにして、小さめにきると、赤ちゃんでも食べやすくなります。

食卓周りのポイント

①椅子にカバー、もしくはタオルを敷いて
赤ちゃんがすべりおちないような工夫は必要になりますが、椅子にカバーやタオルなどを敷いておくと掃除がラクになりますよ。

②椅子の下にマットを
よくレジャーシートを広げるなどといいますが、私はちょっと掃除が大変でした。(結局レジャーシートを拭くので)
新聞紙はそのまま捨てられるので、オススメできます。
でも新聞紙だと食環境が美しくないな…と思った時はバスタオルや使わないおむつがえマットが活躍しました。
掃除の時には、お風呂場などでパンパンと叩いてから洗濯機で洗えます。

手づかみ食べレシピのご紹介

手づかみ食べをするとき、最初のうちは長細い形だと口の中に押し込んでしまって、前歯でのかじり取りがうまくできないことがあります。
最初のうちは小判型が持ちやすく、おすすめです。旬のサツマイモを使った簡単な手づかみ食べおやつの紹介をします。

持ちやすい!食べやすい! さつまいものおやき

<材料>
さつまいも 小1本
スライスチーズ 1枚(細かくカットする)
牛乳 小さじ2
植物油 適量

<作り方>
① さつまいもの皮をむき、輪切りにして電子レンジ加熱をする。(竹串が刺さるくらい)
② 熱いうちにつぶしてチーズと牛乳を入れて小判型に成型する。
③ フライパンに油をひき、②を並べて焦げ目がつくくらい焼いて出来上がり。

文:夏目千恵子(母子栄養指導士,管理栄養士) 監修:川口由美子(母子栄養指導士,管理栄養士)

 
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