東京都保育士等キャリアアップ研修

厚生労働省により制定された「保育士等キャリアアップ研修」のうち、
母子栄養協会は、東京都の【4.食育・アレルギー対応】の認定機関です。

保育士等キャリアアップ研修の目的

保育士等キャリアアップ研修とは、保育士の待遇向上と専門性の強化を目指して作られた制度です。
新人保育士から主任保育士になるまでに、職務分野別リーダー、専門リーダー、副主任保育士などの段階的な役職を作ることで、
キャリアアップしやすくなりました。

研修を受けた保育士は処遇改善等加算Ⅱの対象となるため、保育士給与アップも期待できます。

＊保育士だけではなく、保育所勤務の栄養士、調理員（調理士）、看護師、事務、保育補助なども含まれます。

研修受講の優先対象

下記すべての案件を満たしている方は研修を無料で受けることができます。（各回定員４０名）

①東京都内の保育所勤務の方
子ども・子育て支援法に基づく特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業
並びに東京都認証保育所実施要綱に規定する東京都認証保育所勤務の方。保育士ではなくてもご受講は可能です。
②主任保育士や施設長など、管理職ではない方
③今まで「食育・アレルギー対応」の研修を受講したことがない方

その他の方は、空席があったときのみ有料（３０００円）で参加可能です。

研修受講対象チャート

研修内容「4．食育・アレルギー対応分野」

キャリアアップ研修には、６つの分野の専門研修があります。
当協会では【④食育・アレルギー対応】分野がご受講いただけます。
保護者からの質問も多く、また誤飲誤嚥対策など園経営としても重要になるこの分野をぜひご受講ください

保育士等キャリアアップ研修の修了証発行

食育・アレルギー対応研修のメリット

保育士さんにも、園にもさまざまなメリットがあります。

＊勤務先保育施設が東京都内ではない方など処遇改善加算Ⅱ対象ではない方は、別途受講料が発生します

特に「食育・アレルギー対応」は、保育園にとって大切なリスク管理にもなります。
また、アレルギーや好き嫌い、食べムラなど食育分野に悩む保護者も多いため、園として【食育・アレルギー対応】をしっかり学ぶことは、保護者にとって大きな安心材料になります。

母子栄養協会は食に特化している団体であるため、栄養や食育・アレルギーについての知識がしっかり身に付きます。

母子栄養協会の保育士等キャリアアップ研修の3つの特徴

研修内容

東京都保育士等キャリアアップ研修講師

保育士のキャリアアップと「おいしい笑顔」を先生方と一緒に創ります

こんにちは、母子栄養協会 代表理事で管理栄養士の川口 由美子です。

この「保育士等キャリアアップ研修」という制度が段階的にスタートし、
さぁこれからどう運用していこう…と、
悩まれている園も多いのではないのでしょうか？

6つの専門分野はどれも大切な内容ばかりで、なにから始めたらよいのか分からない、
というのが正直な感想かもしれません。

保育園の役割は多岐に渡るため、保育士の方々が専門性を高めてリーダーシップを発揮していただくことは、
園運営だけでなく、社会全体にとっても大きなメリットがあります。

お忙しい日々かと思いますが、
どうか積極的にこの制度を利用して保育の充実を目指していただきたいと思います。

研修テーマ「食育・アレルギー対応」について

さて、当協会の専門である「食育・アレルギー対応」というテーマについてお話させてください。
「食育」というテーマを学術的に考えると、難しいと感じる方もいるかもしれません。

また、理論が分かっても実際に目の前にいるお子さんが食べない、という問題に直面して、
どう接したらよいのか分からなくて悩んでしまう先生も多いようです。

しかし、食事とは笑顔になるためにあるもの。園の給食はおいしく・楽しくなければ意味がありません。

笑顔溢れる給食を実現したいのに、もし「食育・アレルギー対応」に関して先生方が
必要以上に神経を尖らせていたり、怖い顔をしていては、どうでしょうか？
分からない、できないという不安は先生方を追いつめてしまいます。

反対に、正しい情報や対処法を知っていれば、余裕をもって保育にあたることができます。

私たち母子栄養協会は、難しい理論を指導するという立場に立つつもりはございません。
園での給食が笑顔溢れるものになるために、現場でできることはなんだろう？そんな視点でこの研修を進めてまいります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

東京都保育士等キャリアアップ研修の流れ

研修実施までの流れをご紹介します。

よくあるご質問

保育士等キャリアアップ研修について、よくいただくご質問にお答えします。