運動会のお弁当詰め方、5つのポイント

家族そろってお弁当を食べる機会は、残念ながらそんなに多くありません。運動会など学校や園でのイベントは、家族でお弁当を食べられるせっかくの機会なのでちょっと頑張ってみたいですよね。
でも、お弁当を作りに慣れてない場合や、こどもが喜ぶようなメニュー、見栄えがするもの、盛り付けの仕方など考えることがたくさんあり、お弁当作りが悩みの種になっていませんか?

 

ちょっとした小道具で食べやすくなる!5つのポイント

運動会のお昼休憩は、ゆっくりと食べることができない場合が多くみられます。
見栄えがするような小道具をいくつか紹介します。
小道具を使うことで食べやすくなります。

① 大きめお弁当箱

重箱のような大きい四角いタイプは、家族そろって食べるときには「みんなで食べる」という意識も高まるのでGood!四角いタイプは角まで詰められるので、使いやすいでしょう。

② ワックスペーパー

柄入りやカラフルなワックスペーパーを使い仕切りにして、味移り防止になります。
ワックスペーパを折って使ったり、使いたい大きさにカットして使うと、華やかさがぐんとアップ!

③ プチトマト&フリルレタス

プチトマトは、彩りがUPするだけではなく、隙間にプチトマトをいれるとおかずが動かなくなるというメリットがあります。
ただ、幼児の場合は丸のみに注意をしなければいけません。家族で一緒に食べるのですから「遊んで食べない」などの声がけをして、丸のみしないように気を付けて見守りましょう。
フリルレタスは仕切りに使うと、彩りが良く華やかになりますが、洗ってから水分をよく拭き取って衛生面に気を付けて使いましょう。

④ ピック(楊枝)

おかずの固定やアクセントとして使うと、外で食べるお弁当でも食べやすくなります。旗など、特徴のあるピックにすると見栄えも華やかになります。
お箸とお皿はなかなか大変なので、ピックを使うと食べやすくなります。喉にピックを刺してしまわないように、見守りましょう。

⑤ 紙コップ

見栄えがよく、食べやすくするなら、紙コップは欠かせません!
紙コップにおかずを入れて、大きいお弁当箱にいれる。

最大のポイント「紙コップ」

紙コップはいろいろなサイズがあり、そのままの大きさでは、お弁当箱の中に入りきらない場合があります。お弁当箱に入る大きさになるように紙コップの上を切り落とし、おかずを入れて使います。

紙コップを使うと…

① 簡単におしゃれ

② 一人分のおかずを入れると、取り分ける手間が省ける

③ 味が移行しやすいもの、汁が出てしまうものでも便利

などの利点があります。

おかずをお皿に取り分けて食べるのはいいのですが、お皿を倒してしまったりもしがちなので、片手でしっかりつかめる紙コップがいいでしょう。

 

衛生面で気を付けたいポイント

秋になり過ごしやすくなったとはいえ、陽が差すとかなりの暑さになるので、衛生面には気を付けたいものです。

① お弁当を詰めるときは、しっかり手洗いしてから!

② 余計な水分は腐敗防止のため、しっかり水分を切ってから詰めましょう!

③ 十分に冷めてから弁当箱の蓋をしましょう!

④ 保冷材や保冷バッグなどで保冷を忘れずに!

お弁当タイムは、短い時間になりがちですが、ピックなどで刺してあったりコップで小分けにすることで、手が伸びやすくなり、早く食べられます。
家族が喜ぶ姿を想像しつつ、衛生的な弁当作りにも心がけたいですね。
食べなれたおかずでも、お弁当に詰めるといつもとは違うイメージになります。
家族でお弁当を食べるという、貴重な機会を無理せず楽しみましょう。

文:夏目千恵子(母子栄養指導士,管理栄養士) 監修:川口由美子(母子栄養指導士,管理栄養士)

 
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著者

夏目千恵子
夏目千恵子
母子栄養指導士
管理栄養士

幼児食、学童食などを基軸として食のアドバイスを行う。