「7か月になったのですが、7倍がゆにしたほうがいいですか?」
といった質問がよくあります。
確かに多くの雑誌や本には、7か月から7倍がゆと書いてあります。

7倍がゆとはどのようなものなのでしょうか、本当に必要なのでしょうか。

厚生労働省が指導している目安とは

日本では、離乳食に関する目安「授乳・離乳の支援ガイド」が厚生労働省から発表されています。
これをみると、

米がゆは乳児が口の中で押しつぶせるように十分に煮る。初めはつぶしがゆとし、慣れてきたら粗つぶし、つぶさないままへと進め、軟飯へと移行する

としています。

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」より一部抜粋

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」より一部抜粋

表にあるのは、「つぶしがゆ」「全がゆ」「軟飯」「ごはん」だけです。

7倍がゆは厚生労働省の指針にはありません。

進め方の表をみても、「つぶしがゆ」の次は「全がゆ」となっており、「7倍がゆ」「5倍がゆ」などの表記がないのがわかります。
つまり、7倍がゆ は、厚生労働省が推奨しているものではなく、雑誌や本などにおいて、さらにわかりやすく解説するための目安にすぎません。

ですから、あまり厳密に、「7倍がゆ」を考えすぎる必要はありません。
表をみると、離乳中期から全がゆと書いてあります。
全がゆとは、5倍がゆのことですので、離乳中期は7倍がゆというのではなく、
離乳中期は5倍がゆでいいでしょう。

まとめるなら

・10倍がゆをつぶしたもの(5・6か月頃で初めて1か月くらいまで)
・10倍がゆをつぶさずそのままのもの(5・6か月頃で初めて1か月くらいたったら)
・10倍がゆから少し水を減らしていったもの
・全がゆ:5倍がゆ(7か月頃~)

とステップアップしていきましょう。

離乳食のおかゆの進め方

最初は10倍がゆ(米1:水10)をつぶしたものをあげるようにします。
10倍がゆは、お米1に対して水10の割合なので、米大さじ1なら水150mlになります。

容量と重量は違うと思われるかもしれませんが、それよりも水分蒸発量のほうが差が出やすいので、そこは厳密に考えることはありません。
なるべく小さなお鍋でふたをして作りましょう。

米とお水の割合

つぶしがゆとは10倍がゆをつぶしたものです。
できあがりがとろみがきつそうなら、お湯を少し足したりして調節することも必要です。
そこから少しずつ、スプーンなどで軽くつぶしたものをあげてみるなど半つぶしを試し、離乳食をはじめて1カ月くらいすぎたら、徐々につぶさないおかゆをあげてもいきましょう。

そこから少しずつ水の量を減らしたりして、様子をみていき、9カ月頃になったら一度、全がゆ(5倍がゆ)を目安として作ってみてもいいかと思いますが、あくまでも目安です。おかずでいろいろな食感なども経験するので、水の分量などにシビアになりすぎなくてもいいでしょう。

赤ちゃんが丸のみしていないか、飲み込みにくそうにしていないかなど、個々の赤ちゃんの状況をみて進めていきましょう。

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