手づかみ食べ スティック野菜はいつから?

手づかみ食べは、早いと9か月くらいから始まり、およそ1歳になると開始する赤ちゃんが多いかもしれませんね。

手づかみ食べはスティック野菜がいいの?

「手づかみ食べの食材=スティック野菜」をまずイメージされる方が多いのではないでしょうか。

大人は生のスティック野菜を食べますが、手づかみ食べが始まる9か月頃の子どもは奥歯がないため、生の野菜を噛んで食べることがまだ難しい時期です。
生の野菜は、まだまだ食べられないことが多いです。是非この記事で一緒に学んでいきましょう

管理栄養士

スティック野菜は、いつ頃からどのようなものを食べられるのか見ていきましょう

赤ちゃんに適したかたさはどのくらい?

食べられる固さは、舌の動きや噛むちから、歯の生え方などにより変わるので、口の中の発達状況に合わせて調整してあげましょう。調整というものの多くは「食材の選び方」と「加熱方法」になります。

以下に示す口の働きをみながら、離乳食は「行きつ戻りつ」でいろいろ試してみてください。

月齢はあくまでも目安ではありますが、だいたいこのくらいのものが食べられるよと参考程度に紹介させていただきます。

生後9-11ヶ月頃のかたさの目安

生後9-11ヶ月頃のかたさの目安は、だいたい5㎜から1㎝程度の輪切りのバナナくらいといえるでしょう。

バナナくらいのかたさを、歯茎に送り、つぶして食べることができます。

このときのバナナくらいのかたさというのは、バナナ丸ごと一本をさしているのではなく、大人の親指とひと差し指でぎゅっとつぶしたらつぶれるくらいのかたさをさします。

バナナといえども熟れ具合や、切る厚さなどによっても変わってきますよね。

だいたい5㎜~1㎝くらいの輪切りくらいがちょうど大人の指でつぶれるくらいの硬さかと思いますが、試してみてください。

あくまでもかたさの目安としてお話していますが、実際にバナナをあげるときには、まっすぐ切ってしまうとちょうど円形になって喉に詰まってしまう可能性もありますので、少し斜めに切ってあげるといいでしょう。

バナナスライス

1歳の頃

肉団子くらいの固さを、歯茎で噛みつぶせるようになります。 

これもちょっと注意が必要な言葉です。小さな肉団子をそのまま口にいれてしまうと、喉につまってしまうこともあるでしょう。扁平につくってあげたりするといいかもしれません。

2歳半~3歳の頃 (上下20本の歯が生えそろった状態)

奥歯が生えそろい、上下20本の歯が生えそろうと、少しずつ食べられるものが増えていきます。

生えそろってからだいたい1年ほどで歯のかみ合わせが安定するので、ある程度固いものや繊維のあるものを何度か噛んで食べることができるようになります。

しかしながら、まだまだ焼肉やステーキなどの硬いものは難しいこともあるので、「うちの子は出来ない!」と、あまり考えないようにしましょう。状況や肉の質などによっても全然違うものです。

管理栄養士

何歳になったら咀嚼が完成!というものはないと思うといいですね。

 おすすめしたいスティック野菜

以前、手づかみ食べの話でもご紹介しましたが、手づかみ食べをするとき、最初のうちは長細い形だと口の中に押し込んでしまって、前歯でのかじり取りがうまくできないことがあります。

・最初のうちは、小判型の形状
・慣れてきたら、長細い形のスティック状

がおすすめです。もちろん口の中へ入れすぎや誤飲のないように、見守りは大事です。

前歯が生えていて、自分で手づかみをしたがるお子さんにおすすめしたい スティック野菜を紹介します。

手づかみ離乳食におすすめのスティック野菜

おすすめの野菜:にんじん、だいこん、アスパラガス、パプリカ、かぶ、ブロッコリー など

下処理:皮をしっかりむく

大きさ:7mm角×4cmの棒状に切る

作り方

①皮をむいて棒状に切り、水から茹でる。
②指でつぶせるくらいの硬さにする。

*ラップに包んで冷凍もできます。

生のスティック野菜は、いつから食べられる?

手づかみ食べの始まる9か月頃の子どもは奥歯がないため、生の野菜を噛んで食べることが、まだ難しい時期です。

2歳半から3歳くらいになると上下合わせて20本乳歯がそろい、そのあと半年から1年くらいかけて徐々に食べやすくなっていきます。

うまく食べられないかもしれませんが、生の野菜スティックを試してみるのは2歳半ごろから様子をみながらがよさそうです。

例えば、硬いスティック野菜にしてしまうと、そのまま吸って飲み込んでしまうこともあるかと思います。

薄くきって食べやすくしておくと、生でも食べられるかもしれませんね。

 手づかみ用の野菜スティックは長時間加熱がおすすめ

加熱したスティック野菜は、長い時間、ゆでることがおすすめです。

ゆでることで甘くなり、おいしさが倍増していきます。

また、切って茹でるだけなので調理はとっても簡単。冷凍ができるので、食べたい時にすぐ用意ができて便利です。

まずは大人が食べるところを見せてあげてください。初めての食材を子どもは、警戒をします。大人がおいしそうに食べるところを見せて、親子で一緒に食べましょう。

親子でそろって野菜スティックを楽しんで、野菜好きになれたらよいですね。

あわせて読みたい>>【時短離乳食】 炊飯器で野菜をおいしく!炊飯器で離乳食

 

《参考》

1週間分作りおき!フリージング離乳食/大泉書店/川口由美子監修

子育て・子育ちを支援する 小児栄養/萌文書林/堤ちはる・土井正子編著

プロフィール

夏目千恵子
夏目千恵子
母子栄養指導士
管理栄養士

幼児食、学童食などを基軸として食のアドバイスを行う。