赤ちゃんのお雑煮風 :お餅の代わりの離乳食幼児食レシピ

お正月に楽しむ「お雑煮」、地方によって作り方や味付けは様々ですが、
定番として、お餅 を入れることが多いですね。

お正月料理は家族そろって楽しみたいところですが、
おせち以外にも気をつけたい食材のひとつがお雑煮などの「お餅」です。

赤ちゃんにも お餅 をあげたいですが、粘性のあるものはあげないほうがいいでしょう。
まだまだ危険なので特に年末年始は避けておきたいですよね。

お雑煮 赤ちゃん お餅 子ども 保育園 いつから食べられる 何歳から

お餅は何才から食べられる?

お餅はねばりが強く、まだ噛み切る力が弱い離乳食期には丸のみになり、
喉に詰まってしまう可能性があります。

噛み合わせが整い、奥歯でしっかり嚙み切れるような時期以降であり、
なおかつ、しっかり注意ができて口の中をコントロールしやすい年齢がいいでしょう。

しかしながら、咀嚼の発達は個人差があるので、
噛めているかどうか観察することが大切です。

何才から食べられるという指標ではなく、いつまでたっても危険です。


「教育・保育施設などにおける事故防止のガイドライン」では、
事例としてではありますが、
あげてはいけない食品としてリストアップされています[*1]ので、
施設などではあげないようにしましょう。

何才になっても、餅は注意が必要な食材だと理解をしていいでしょう。
水分などと一緒にとりましょうね
何才になっても、餅は注意が必要な食材だと理解をしていいでしょう。
水分などと一緒にとりましょうね
管理栄養士

管理栄養士

お餅を食べるときの注意

食べられるようになっても、お餅は消費者庁からも注意喚起されている
窒息事故が起こりやすい食材です。

お餅つきなどのイベントが増えるこの季節、
とても楽しい季節を感じられる大切な行事ですが、
噛む力が弱い年代は特に以下のような点に気をつけましょう。

特に年齢はいうのは難しいですが、4-5歳くらいでしっかり噛めるようになったら、
下記のようなことに気を付けて少しあげてみてもいいでしょう。

餅を食べるときのポイント

  1. 小さく切り分ける
  2. 次々と口に運ばないように注意して見届ける
  3. 飲み込めたか確認し、様子をしっかりと見る
年末年始は病院がお休みの場合が多く、事故を避けるためにも、はじめての食材には特に注意しながらお正月料理を楽しんでくださいね。
年末年始は病院がお休みの場合が多く、事故を避けるためにも、はじめての食材には特に注意しながらお正月料理を楽しんでくださいね。
管理栄養士

管理栄養士

レシピ

お雑煮風の大根もち 【お正月の離乳食】

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  • 監修: 木下麗子
お雑煮風の大根もち 【お正月の離乳食】

お餅はまだ心配だけど、お雑煮は一緒に食べたい!という方におすすめのレシピ

対象 対象
離乳食
カテゴリ カテゴリ
主食
調理時間 調理時間
15分(準備時間:)

材料 材料

大根
40g
かたくり粉
大さじ1/2
にんじん
20g
さといも
20g
ほうれんそう
10g
和風だし
1カップ(200ml)

作り方 作り方

  1. Step1

    大根はすりおろし、軽く水気をきり、片栗粉と混ぜあわせる。

  2. Step2

    フライパンに油をしき①を小判型に成型しながら並べ、両面焼く。

  3. Step3

    鍋に湯を沸かし、ほうれんそうをやわらかく茹で、食べやすい大きさに切る。(冷凍ほうれん草であれば、解凍して切る)

  4. Step4

    別鍋に和風だしを用意し、食べやすい大きさに切ったにんじん、さといもを入れて煮る。(乳児はなるべく角切りよりも、薄く切った方が食べやすい)

  5. Step5

    和風だしで煮た野菜が柔らかくなったら、2の大根もちと、ゆでほうれんそうを加え、ひと煮たちさせる。

お雑煮や餅を食べる意味

お餅は健康や長寿を願い、神様にお供えする神聖な食べ物といわれています。

お正月という行事を感じることができる食べ物のひとつですね。

家族で楽しく過ごせるように、安全に配慮しながら、子どもたちにもお正月料理に込められた意味を伝えていきたいですね。

【関連記事】まとめ:年越しそばやおせちで気を付けたいこと

参考文献

[*1]教育・保育施設などにおける事故防止のガイドライン 

消費者庁 餅による窒息事故には御注意を

消費者庁 高齢者の餅による窒息事故に気をつけて!

著者のプロフィール

木下
木下
管理栄養士

ママが楽しみながら料理ができるお手伝いをします。
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