生野菜、いつから食べさせて良い?

離乳食の時期は何かと、
「この食材はいつから食べさせてよいのかな?」と気になります。
 
本やWEBで調べるとその答えは様々で本当は何が正しいのかな?と思ってしまいますよね。
「何をいつから?」という質問の回答の多くは、明確に断言出来るものはないので、メディアや専門家によってもまちまちになってしまうのです。
 
でも気になりますよね。
今回は

生野菜について考えてみましょう。

生野菜はなぜダメなの?

赤ちゃんにとって、生野菜はなぜいけないのでしょうか。
それは
・食品の衛生状態
・赤ちゃんの消化状態
・赤ちゃんの噛める状態

3点の心配があるからです。

赤ちゃんは生野菜を避けた方がいい2つの理由

・衛生状態

衛生状態は、切っている包丁やまな板などの管理、冷蔵庫などでの保管状況などによって大きく変わってきます。また、農薬をつかっているか、きれいに洗ってあるかなどにも関係するかもしれませんね。

赤ちゃんは、まだまだ 細菌類に弱いので条件が重なるとお腹を壊してしまうかもしれません。
 

・赤ちゃん側の消化状態

生のものは、加熱したものと比べて消化が困難です。消化をきちんとさせたいと思ったら、煮るほうがオススメです。
赤ちゃんの腸は消化機能が万全ではないので、食物繊維も赤ちゃんにとっては多すぎると負担になってしまいます。
食物繊維が多い物は避けてあげたり煮てあげるといいでしょう。
 

・噛める状態

赤ちゃんはだいたい9ヶ月頃から、歯茎で物をつぶすことができるようになります。
そうすると、バナナくらいの固さであり、大人の指でぎゅっとつぶせるくらいが1つの目安です。
生野菜は硬い物が多く、なかなか大人の指でつぶせませんので、食べさせる時にはそのくらいの固さになっているかも重要な目安です。

加熱で失うビタミンについて

以上2点から、赤ちゃんには加熱をしてあげましょうというと、「でも生のほうが酵素やビタミンが摂れるのですよね?」と言われます。確かにそうですが、赤ちゃんはまだ消化吸収能力に乏しいので、すべての栄養素がからだに吸収できるわけではないのです。
そこまで気にするよりも、吸収しやすくしてあげることも併せて考えれると良いでしょう。

いつから生野菜を食べられる?

生野菜 赤ちゃん いつから きゅうり

つまり、野菜はできたら加熱したほうが安心です。

でもいつまでも加熱したものよりも、シャキシャキとした食感が新しく楽しく美味しく思える時がくるかと思います。

新鮮なものでよく洗ったものであれば、1歳前後から様子をみてあげてみてもいいですよ。
最初にオススメの野菜は
・トマト
・きゅうり
これらは、最初は皮を剥いてあげると安心ですね。

シャキシャキの食感が好きな子、苦手な子、それぞれですので焦らずにお子さんの様子を見て試してください。

あえて手づかみでキュウリなどを家族の人が美味しそうに食べてみると、赤ちゃんも食べたそうにするかもしれませんよ。

新鮮で甘い大根が手にはいれば、大根でもいいです。

どんな形がいい?

ただ、1歳前後にあげるときは、大人の指でぎゅっとつぶしてみて、つぶれるくらいの固さが理想です。

・薄い斜め切り

にしてみて指でつぶせるか確認してからあげるといいですね。

まだまだニンジンなどは硬いので、生では難しいかと思いますし、レタスも案外指ではつぶしにくいかもしれません。

まずは大人の指でつぶせるかという目安を、試しつつ生野菜は焦ってあげなくてもいいでしょう。

プロフィール

川口由美子
川口由美子
一般社団法人 母子栄養協会 代表理事
女子栄養大学 生涯学習講師
All About 「離乳食」「幼児食」「妊娠中の食事」ガイド

女子栄養大学 卒(小児栄養学研究室)。企業にて離乳食の開発を行ったのち独立、管理栄養士として多くの離乳食相談を聞き、母親に寄り添った講演会を開いている

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