取り分け離乳食 ドカッと炊飯器肉じゃが

「離乳食ストックを仕込むのが大変なので大人のご飯まで気が回らない・・・」という声をよく耳にします。

ママパパにもしっかり栄養を摂っていただきたいのですが、育児に忙しいと難しいですよね。

離乳食づくりを頑張るのもいいけど、ちょっと待って!

ママパパが元気でいないと、子育てはできませんよね?

離乳食ストックを作りながら、大人のおかずも作って、みんなで同じものを美味しく楽しく食べてみませんか?

炊飯器でドカッと下茹でするだけなので、とても簡単です。

ドカっと入れてピッ! 取り分け離乳食と大人ごはん

炊飯器 水の量 丸ごと 野菜

今回は以前コラムでお伝えした「時短離乳食:炊飯器で野菜をおいしく」で茹でた野菜を活用します。

【関連記事】 炊飯器離乳食で野菜をおいしく!

ドカっと炊飯器にいれて下茹でした野菜をつかって、離乳食も大人のおかずも作ってしまいましょう!

肉じゃがのとりわけ離乳食

大人も赤ちゃんも一緒に、炊飯器で下処理することで、簡単に作ることができます。

離乳食は、何gなど細かいことを考えがちですが、実は赤ちゃんが食べられる量を赤ちゃんの食欲にあわせてすすめて構いません。また塩分についても「なんとなく薄味」であることがポイントです。

どのくらい薄めるという目安はありませんが、大人がおいしいと思う味のだいたい半分にしてみてくださいね

レシピ

肉じゃが (とりわけ離乳食)

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  • 監修: 奥野由
肉じゃが (とりわけ離乳食)

和食のような煮物の調理の基本として下ゆでがあります。下ゆですることで味が染みやすくことが理由の一つです。茹で置きしておけば煮物もすぐに完成します。

対象 対象
離乳食
カテゴリ カテゴリ
副菜
調理時間 調理時間
40分(準備時間:20分)

材料 材料

茹でたじゃがいも
約1〜2個
茹でたにんじん
約1/2〜1本
大さじ1
牛肉(または豚肉)
200g
たまねぎ
約1/2個
めんつゆ(市販品を薄めに伸ばしたもの)
約300ml

作り方 作り方

  1. Step1

    【準備】*じゃがいもとにんじんは、炊飯器にいれてあらかじめじっくり下茹でしておきます

  2. Step2

    鍋に油を引いて火にかけ、お肉とたまねぎを炒める。

  3. Step3

    肉の色が変わったら、茹でたじゃがいも、茹でたにんじんを入れて少しだけ炒める

  4. Step4

    調味料を全て入れ、一煮立ちさせて完成。(1時間ほど置くと味が染みます。)

  5. Step5

    【離乳初期】
    1の味つけ前に、炊飯器で茹でただけのじゃがいも、にんじんをつぶし、だしやミルクなどでのばして取り分け

  6. Step6

    【離乳中期】
    大人用のものから取り分けでOK!
    炒めたたまねぎと肉をお湯でサッとゆすぎ、じゃがいもとにんじんを合わせて出汁などに浮かべると肉じゃが風に。とろみをつけると食べやすくなります。つゆはいれずに具材をメインにとりわけます

  7. Step7

    【離乳後期・完了期】出来上がった肉じゃがをさっとお湯で洗って、のどにつまらせにくい大きさにして あげればOK!

炊飯器の下茹で野菜ストックを上手に使って

炊飯器で野菜を一気に柔らかくしておけば、煮物も早く作ることができますので、離乳食だけではなく大人の料理にもすぐ応用できるのがポイントです。

上記の他にもカレーの作り置きや、市販のお惣菜の取り分け(例えば市販のポテトサラダにじゃがいもを合わせて味を薄める)などにも活用できます。

わざわざ料理にしなくても、そのままの野菜にマヨネーズや塩をかけるだけでも立派な温野菜サラダになりますので、何かと忙しい育児中も、茹でストック野菜を活用して、大人もしっかり野菜を食べてくださいね。

参考文献

・授乳・離乳の支援ガイド2019年(子ども家庭庁)

著者執筆の記事一覧

奥野由
奥野由
管理栄養士/母子栄養指導士
子育て家族の食卓研究「FooMiLab」主宰
大手加工食品メーカーでの開発・基礎研究の経験を活かし、赤ちゃんも大人も笑顔になれる食卓づくりについて、レシピ研究・情報発信・教室運営をしています。離乳食相談実績多数。ベビーフード開発・監修実績あります。
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