スポーツを頑張る幼児へのアドバイス(食事など)

幼児期や小学生の時期に、スポーツをがんばっているお子さんも多いのではないでしょうか?
そのような方に食事のアドバイスや生活アドバイスをさせていただきます。
「将来、オリンピック選手を目指したい!」と話されるお子様や「スポーツの習い事を始めさせたい!」と思うパパママさんもいらっしゃるでしょう。

今回は、スポーツをがんばりたい幼児の方へ毎日できるアドバイスをお伝えします。

毎日できる食事と生活のアドバイス

1.体を動かす遊びを生活の中にとりいれてみましょう。

幼児期に、様々な「体を動かす遊び」を通して多様な動きを十分経験しておくと、
将来的にスポーツに結び付く多様な動きなどを身に付けやすくなるそうです。

文部科学省の幼児期運動指針によると、
特定のスポーツ(運動)だけでは、バランスのとれた運動能力の発達が難しい
とされています。

管理栄養士

管理栄養士

1つの運動にしぼらず、いろいろな運動をとりいれましょう

2.「主食・主菜・副菜」とバランスよく食事をとる

ぽっちゃりとした赤ちゃん体型から、すらりとしたこども体型に移行する幼児期は、
運動能力が急速に発達する時期で、
その基盤となる筋肉や骨格も急速に発達していきます。

しっかりとした筋肉や骨格を作るために、
まずは「主食・主菜・副菜」とバランスよく食事をとることが大事です。

しかし、幼児の胃はまだ小さく、一日の必要な栄養を朝・昼・晩の食事で摂りきることは
まだ難しいため、おやつの時間を取り入れる必要があります。

3.おやつはお菓子ではなく、ちょっと楽しい食事が理想

幼児のオヤツ スポーツ おにぎり

「おやつ=甘いお菓子」とお考えの方もいらっしゃいますが、幼児のおやつとは食事の一環です。

イメージとしては軽食と考え、約150Kcalほどの簡単な食事や果物を用意しましょう。

例えば、おにぎりやサンドウィッチ、茹でもろこし、枝豆、果物などがおすすめです。

【関連記事】幼児期のおやつ、なにをどのくらい食べたらいい?

骨のためのお食事:カルシウムを積極的に

また、骨格を構成する骨の主成分カルシウムは、
日本人は不足気味ですので積極的に取りたい栄養素です。

カルシウムの多い食品である
・牛乳
・チーズ
・ヨーグルト
をおやつにしては如何でしょうか。

また、他にも

・ごま
・ちりめんじゃこ
・干しエビ  などを
お料理にふりかけるなどの工夫で、丈夫な骨づくりを心掛けたいものです。

しかし、カルシウムだけをとるのではなく、タンパク質などもとっていきたいので、
安易にサプリメントなどで摂取するのではなく
食材から複合的にとれるといいでしょう

日々のおやつを上手に考え、
お子さんが長くスポーツを楽しめるようにサポートしていきたいですね。

【関連記事】保育園給食における乳幼児の食事のガイドラインか学ぶ:果物について

参考文献

文部科学省 幼児期運動指針
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/undousisin/1319771.htm

著者執筆の記事一覧

夏目千恵子
夏目千恵子
母子栄養指導士
管理栄養士

幼児食、学童食などを基軸として食のアドバイスを行う。

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