材料2つだけ!オートミールと豆腐のおやき(妊婦~離乳食)
最近、医師の方などがSNSで発信したことによって人気となったオートミール。
離乳食に使って良いのでしょうか。答えは「使っても良いけれど、便の調子には気をつけて」となります。
おかゆには、便をやわらかくして排出しやすくする作用がありますが、オートミールは逆に便のカサを増しますので、適度にオートミールをとりいれつつ、おかゆをメインに食べさせていきたいですね。
オートミールを食べたからといって、鉄が摂れるかどうかはわかりませんが(含まれている値は大きいけれども吸収率がわかっていません)、大人も一緒に食べられるレシピなら「一緒に食べる」ということが実現できます。
離乳食で大切なのは、保護者も一緒に食べるということです。オートミールは産後の女性にも食べて欲しいので、たまに家族でこのオートミールレシピをつまんで頂ければと思います。家族みんなで食べてるレシピです
関連記事>オートミール 離乳食の利点、注意点とオススメレシピ
以下のレシピは、便の様子を見て少しずつ試してみてください。離乳食だけではなく、幼児や大人の方にも食べて頂きたいレシピです。
オートミールと豆腐のおやき (鉄補給)

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必要な道具
- 調理用ビニール袋
材料
- オートミール(クイックタイプ) ‥‥1カップ(200ml≒80g)
- 豆腐 ‥‥150g(3個パックのもの1個分)
- 油 ‥‥適量(手に塗る)
- 青のり ‥‥お好みで(今回は飾り)
作り方
- オートミール(クイックタイプ)は計量カップの1カップ(200ml)計り、豆腐は3個パックのものの1個分(150g)を使います
- ボウルにビニール袋をかぶせ、クイックタイプのオートミールをいれます
- 2に豆腐を入れます
- 袋の上から良く揉み、混ざったら10分放置しておきます
- 10分経ったら、袋の端を切って生地をだします
- 手に油を塗って、丸めてから手の平でつぶし、円形にします
- フライパンで両面焦げ目がつくまで中火でじっくり焼きます
- お好みで青のりを飾ったらできあがり
ポイント
ママにも必要な鉄分
このレシピは、作りやすい量で作っています。
だいたい赤ちゃんは2-3枚程度/1日かと思いますが便の様子などをみてあげるようにしてください。
これは「離乳食」だけではなく、是非ママパパも食べて欲しいのです。
産後のからだも、鉄を欲していますし、食物繊維もしっかりとりたいものです。
大人のアレンジ
大人の方は、
・お好みソース
・ケチャップ&マヨネーズ
・スイートチリソース
・お好きなジャム
など、お好みの味をつけて、赤ちゃんと一緒にお召し上がりくださいね

赤ちゃんの離乳食づくりをがんばりすぎるのではなく、ママの栄養も心配です。
ママも赤ちゃんも、楽しくしっかり食べてくださいね。
いろいろな食材の中の1つとして楽しむことが大切です!
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だいたいどのくらい食べられますか?
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赤ちゃんの食欲は、動いた量や母乳ミルク量などによってもさまざまですので、あまりgで表したくはないのですが、目安があるとわかりやすいということでしたら、離乳後期(9-11ヶ月頃)くらいの場合は、このレシピの1/4量で、1食分の穀類とタンパク質の目安量くらいになります。あとはこれに野菜を30gくらい足すと、1食の中でバランスが整います。
オートミール大さじ3-4杯くらいと、全がゆ90gくらいがだいたい同じくらいのカロリー。オートミールだけで全部がOKというわけではありませんので、タンパク質や野菜もあわせて摂りましょうね。
最初はまず便の状態などに変化があるといけないので、2-3枚を1回あたりの目安としました。
- 冷凍できますか?
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冷凍できないことはないかと思いますが、このレシピは「家族みんなで食べる」というレシピのため、あえて冷凍テストはしていません。
栄養が必要なのは赤ちゃんだけではありません。大人の方も食べてくださいね。
厚労省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、「家族などと一緒に楽しい食卓体験を」*1)としています。 ちょっと難しいですが心がけてくださると嬉しいです
- どんなオートミールでもいいですか?
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このレシピは水分量がとても少ないため、消化吸収が充分ではない可能性があります。少しでも消化をよくするために、クイックタイプのオートミールを利用するようにしましょう。オートミールにもいろいろな種類があります。蒸したあと、ローラーなどでつぶしてあったり細かくなっている「クイックタイプ」のものにしましょう。表記に離乳食用、クイックタイプ、加熱済、蒸したあと・・・などの表記があるものにしましょうね。
*1)厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04250.html
プロフィール

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一般社団法人 母子栄養協会 代表理事
女子栄養大学 生涯学習講師
All About 「離乳食」「幼児食」「妊娠中の食事」ガイド
女子栄養大学 卒(小児栄養学研究室)。企業にて離乳食の開発を行ったのち独立、管理栄養士として多くの離乳食相談を聞き、母親に寄り添った講演会を開いている
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