だいこんと青菜のおかゆ(春の七草風離乳食)

七草がゆは、1月7日の人日の節句に食べます。

人日の節句とは五節句のうちの1つです。

日本に古くからある節句は是非祝いたいものですね。

七草とは

春の七草 赤ちゃん

春の七草は、すずな、すずしろ、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざです。
少し順番が違うかもしれませんが、私は歌に合わせてこのように覚えています。

皆様はどんな順番で覚えていますか?

「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」が一般的かもしれませんね。

七草は初春の風物詩、お正月で疲れた胃を休めるとともに、豊作を願って祝う気持ちも込められています。

すずなはカブの葉、すずしろは大根の葉です。

七草を赤ちゃんにあげてもいい?何歳から食べられる?

さて、赤ちゃんに七草はあげていいのでしょうか?

七草がゆは何歳からたべられる?

その答えはないので、何歳でも食べられます。
しかし少し苦いですよね。
食べて悪いものではありません。
しかし、理解ができない乳幼児に、食育を無理に求める必要はありません。
いろいろなお話ができるようになったら、あげてもいいかもしれませんね。
強いて答えるなら、ちょっと植物や風物詩がわかりはじめる、4-5歳くらいからなどはいかがでしょうか。

まずはすずしろ(大根の葉)やすずな(かぶの葉)などだけでもいいかなと思います。
苦みを感じる菜っ葉もありますので、少しだけ縁起物として口をつけるなどでもいいですね。


もし、家族で七草がゆを食べる日なのであればとりわけてあげてもいいでしょう。
少し苦くて食べにくいかもしれませんが、それもとても素敵な経験です。

春の七草を買うのは大変!という人のために
ちょっと雰囲気が味わえる、「だいこんのおかゆ」をご紹介します。

もちろん、七草がゆとしてだけではなく、普段からも食べられます。

今回は冷凍ほうれん草をつかっていますが、すずな(カブ)やすずしろ(大根)の葉を使ってもいいですね。

【関連記事】離乳食のおかゆの進め方

大根と青菜のおかゆ(春の七草風)離乳中期頃~大人

春の七草のうちの1つ、「すずしろ」は大根のこと。

葉の部分は少し苦味がありますが、葉をやわらかく茹でてみじん切りにして使うことが出来ます。

でも少し苦いので、このレシピでは、ほうれんそうを使ってみます。

材料は赤ちゃん1人分ですが、是非ご家族の方の分もつくって、お正月の疲れた胃を休めてみてくださいね。

魚からでる出汁で食べるおかゆです。

レシピ

だいこんと青菜のおかゆ(春の七草風離乳食)

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  • 監修: 香月りさ
だいこんと青菜のおかゆ(春の七草風離乳食)

離乳中期頃から食べられるおかゆです。幼児でも大人でも食べることができます。大人もたまには胃をやすめてみませんか?今回はだいこんの葉(すずしろ)を使っていますが、かぶの葉でもいいですね。1月7日だけではなく、いつでもどうぞ!

対象 対象
離乳食
カテゴリ カテゴリ
主食
調理時間 調理時間
(準備時間:)
量の目安 量の目安
作りやすい量

材料 材料

大根おろし
大さじ1
冷凍ほうれん草
約10g
白身魚の刺身
1切(10-15g)
ごはん
大さじ2~4
80~150ml

作り方 作り方

  1. Step1

    大根はすりおろし、耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジ(600w)で30秒加熱する。

  2. Step2

    冷凍ほうれん草は電子レンジで20秒加熱して解凍し、みじん切りにする。白身魚の刺身も細かく切る。

  3. Step3

    小鍋に、水、ごはん、2できざんだほうれん草と白身魚を入れ、①と②を加えて弱火で水分が少なくなるまで加熱する

  4. Step4

    【ポイント】
    ・水の量は、離乳期やお子さんの食べ具合やお好みにあわせて調整してください
    ・大人の方も食べるときには、塩とごま油をちょっとふりかけるのがオススメです。

参考文献

厚生労働省,授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)

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