離乳食のかたゆで卵の冷凍レシピ アレルギー対策にも!
離乳食で卵を使い始めるとき、
「しっかり加熱したほうがいいのは分かっているけれど、毎回作るのは大変」
「少量ずつ進めたいけれど、ゆで卵が余ってしまう」
そんな声をよく耳にします。
卵は栄養価が高い一方で、加熱の程度や進め方に配慮したい食材でもあります。
その中で「かたゆでたまご」は、アレルゲンの残存が少ない調理法のひとつです。
この記事では、
離乳食に使いやすい「かたゆでたまご」を冷凍保存する方法と、簡単レシピをご紹介します!
実は、このレシピは雑誌「Akachanと!」で紹介したことはありますが、
ずっと誰かがやらないか…を確認していましたが、2026年1月28日現在、誰もいませんので満を持してご紹介します!
無理なく、でも安心感はしっかり持てる進め方のヒントになればうれしいです。

離乳食に「かたゆでたまご」が向いている理由
卵の開始は「かたゆで卵」がいいと言われている理由はいくつかあります。
1つは、卵黄と卵白を完全にわけられるため です。
卵黄と卵白は別々のアレルゲンなので、分けてそれぞれ試すことができると安心です。
最初に卵黄をあげることで、鉄分やビタミンDをとることができるのでオススメです。
卵黄でもアレルギーはありえます。おもに消化管アレルギーともいわれる嘔吐・下痢症状がみられます。
卵白もアレルギーのちからが、かたゆで卵にすることでかなり弱まりますので、かたゆで卵にするといいでしょう。
以前にご紹介している「錦糸卵」でももちろん構いませんが、前回の記事で紹介したように、ゆでたまごのほうがアレルギーのチカラは弱いため、その前段階として不安なときに是非お試しください。
かたゆでたまごの冷凍レシピ(生後6ヶ月後半以降)
このレシピは、かたゆで卵の「卵黄」を試した後に、「全卵」または「卵白」の摂取として使うことをお勧めいたします!
生後6ヶ月以降、卵黄のみを試したことがある赤ちゃん向けのレシピです。
卵白と卵黄をはじめて同時に摂取しないようにご注意くださいね
卵白と卵黄をはじめて同時に摂取しないようにご注意くださいね
冷凍ゆで卵キューブ
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- 監修: 川口由美子
ゆで卵はペーストにすれば、冷凍することができます。この1品で、全卵はペーストにすれば、冷凍することができます。
この1キューブで、全卵1/6個分をとることができます!
1キューブ:全卵 約8g(卵黄 約3g+卵白5g) ですので参考にしてみてください。
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対象 - 離乳食
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カテゴリ - 主菜, 副菜
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調理時間 - 30分(準備時間:)
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量の目安 - 約6食分
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エネルギー - 25kcal(1キューブ)
材料
- 卵
- 1個
- かぼちゃ
- 80g(ゆでて70g)
作り方
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Step1
鍋に水と卵をいれ、沸騰してから20分茹でます。(20分茹でることで、卵白アルブミンというアレルゲンが生卵の2万分の1まで減ります)
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Step2
かぼちゃは、小鍋でしっかりやわらかくなるまで茹でる
*茹で汁はこのあとつかうのでとっておく!
(冷凍かぼちゃだと早くやわらかくなるので便利です)
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Step3
茹で卵は殻をむき、かぼちゃの皮もむいて、ブレンダー用の容器にいれる。
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Step4
ブレンダーでペーストにする。
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Step5
なるべく均一になるように、何度もブレンダーを上下させながらしっかりなめらかになるまでブレンダーをかける。
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Step6
かぼちゃの茹で汁を大さじ1ほど加えて、トロッと食べやすいかたさに調製する。
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Step7
出来上がりイメージです。
少しかためにして、食べる時に調製できるといいでしょう。 -
Step8
冷凍容器に6つにわけていれ、蓋をして冷凍します。
(1つ25‐30ml程度)の容器がおすすめです -
Step9
このまま食べることができます。
食べにくければ、お湯を加えて伸ばしてもいいでしょう。 -
Step10
(冷凍イメージ)
冷凍後はこのようなブロックになります。
解凍は下記の解凍の注意を参照してください。
冷凍・解凍するときの注意点
冷凍するときのポイント
- 蓋をする
- 粗熱を急激にとってから冷凍する
- 冷凍室にてアルミトレイの上などで急冷する
を守りましょう。
このレシピに限りませんが、温かいくらいの状態をなるべく早く通り過ぎるほうがいいため、保冷剤などを容器の下に敷き、粗熱をとりましょう。
冷凍期間は2週間までテスト済です。
解凍時のポイント
- 電子レンジ(600w)で、1個あたり30秒加熱し、スプーンで1回混ぜ、再度20秒加熱してください。
おかゆなどと混ぜても大丈夫です。
それぞれおかゆとおかずは別に盛り付けて、
食べる時にあわせるようにするといいでしょう。
赤ちゃんの好き嫌いにその場で臨機応変に対応できるので、おすすめです。

さいごに
このレシピは、かたゆで卵の卵黄が約半分ほど(10g程度)食べられた後に、おすすめのレシピです
はじめての卵として、いきなり全卵(卵白+卵黄)をあげることは推奨していません
かたゆで卵の卵白はしっかり加熱をすることで、アレルギーのちからは弱まりますが、アレルギーがおきないというわけではありません。
アレルギーが起きる可能性はあります。はじめてあげるときは午前中などがおすすめです
アレルギーが心配な方は、医師にご相談ください。食べた後に発疹や下痢などいつもと違う症状がみられたら医療機関を受診してください
参考文献
- 厚生労働省研究班.授乳・離乳の支援ガイド2019年改定版(2026年1月28日 閲覧)
著者のプロフィール

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一般社団法人 母子栄養協会 代表理事
女子栄養大学 生涯学習講師
NHK「すくすく子育て」他 出演
女子栄養大学 卒(小児栄養学研究室)。企業にて離乳食の開発を行ったのち独立、管理栄養士として多くの離乳食相談を聞き、母親に寄り添った講演会を開いている
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