【離乳食】まぐろの刺身で鉄分補給レシピ

赤ちゃんに必要な鉄

赤ちゃんは、お母さんのおなかの中で、鉄(以下 鉄分)を蓄えて生まれてきます。しかしながら、その蓄えも、6ヶ月頃から少なくなってしまいます。

この、鉄分が赤ちゃんに移行していく時期は、主に妊娠後期です。つまりこの妊娠後期が短い、早産などの場合は最初から鉄が少なく生まれてくることもあります。

また、母乳の場合は、ほとんど鉄分が入っていないので、特に注意が必要です。

鉄が不足すると、元気がなくなってしまいます。元気いっぱいになるために、しっかり離乳食を食べさせていくことがポイントです。

何でも1さじずつとこだわってしまうと、離乳食の量がすすみません。マンネリでも構いませんので、しっかり食べられるもので栄養を補いましょう。

管理栄養士

「マンネリ」ではなく、赤ちゃんが慣れるため、栄養をとるためなんですよ。

たしかに1つの食品だけでは偏ってしまいますが、「バリエーション」という言葉で何十種類も少しずつとると栄養がとれなくなる心配もありますね。

離乳食 鉄分補給レシピ 

まぐろ 刺身 離乳食 鉄分補給

離乳食は難しいレシピは要りません

離乳食のレシピというと、細かく何ミリに切るというような 難しいレシピが並びますが、本来、離乳食は難しいものではありません

例えば、大人が食べるものが肉じゃがとかカボチャの煮物があれば、そのジャガイモや肉やかぼちゃをとりわけしてあげればいいだけです。

でも、そんなこといわれても、どうやってとりわけしたらいいのかわからないのよね。

しかも栄養も気になるし…

確かにイメージがつきにくいですよね。今回はその一例をご紹介しましょう。

6ヶ月からまぐろを食べてもOK

6ヶ月からでも、まぐろを食べられます。
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」では下記のように書いてあります。

離乳の開始は、おかゆ(米)から始める。新しい食品を始める時には離乳食用のスプーンで1さじずつ与え、子どもの様子をみながら量を増やしていく。慣れてきたらじゃがいもや人参等の野菜、果物、さらに慣れたら豆腐や白身魚、固ゆでした卵黄など、種類を増やしていく。離乳が進むにつれ、魚は白身魚から赤身魚、青皮魚へ、卵は卵黄から全卵へとすすめていく。

「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂)」厚生労働省

つまり、何ヶ月からにしなさいとは書いていません。ただ、一般的に5・6ヶ月から離乳食を食べ始めた場合、食べることに慣れないので、だいたい赤身魚を食べるようになるのは、6ヶ月後半~7ヶ月になるであろうというところから、レシピ本などでは離乳中期以降などと表示されているのかもしれませんね。

白身魚から始める理由は、身が柔らかくて食べやすい為と、脂が少なめであるという点からであると推測されます。

白身魚の中でも、タラなどはアレルギーが出やすい魚のため、最初から魚にアレルギーがでてしまうとびっくりしてしまって先に進みにくいことから、当協会では、最初に鯛やしらすをおすすめしています。何か白身魚を食べてからマグロのほうが慣れて食べやすいかもしれませんね

まぐろステーキ(手づかみ離乳食)

まぐろ 鉄分補給 離乳食 手づかみ 
何カ月からという目安はありません。
手づかみして食べたそうにしていたら、そのままでもOK。小さい月齢の場合はフォークでほぐしてあげてください。
最初につぶしたお粥を食べさせてみて、もう少し食べられそうだなと思ったら試してみてください

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ターゲット 離乳食
種別 主菜
キーワード 鉄, 離乳中期, 離乳完了期, 離乳後期
レシピの量: 1 人分(目安)

材料

  • まぐろ(刺身) …1-3切 程度
  • …小さじ1/2程度(水でも可)

作り方 

  • フライパンに水、または油を敷き、まぐろの刺身を焼きます。(油の量が気になる場合は、最初にまぐろに油を薄く塗る程度や、水でも構いません)
    まぐろ 離乳食 レシピ
  • 両面しっかり焼きます
    鉄分豊富 離乳食 手づかみ BLW レシピ
  • 中まで火が通っていたらできあがり
    まぐろ 離乳食 ステーキ 手づかみ
  • まだ舌で食べている時期(6ヶ月-8ヶ月頃)であれば、焼き上がりをフォークなどでほぐします

まぐろの種類はなんでもいいですか?

管理栄養士

クロマグロ、メバチマグロなどいろいろな種類があります。食品成分表をみると鉄の量に差はありますが、検査に使った場所などもわからないことや、購入する際のハードルをさげるためにも、まぐろは、どれでも良い でしょう。

薄いピンク色をしているものは脂が多く、鉄が少ないので、なるべく赤い色をしているまぐろを選ぶといいですね。

アレンジ

マグロなど、赤身魚は調理をするとボソボソした食感になってしまいますので、食感が気になることがあります。

そのような時には、おかゆに混ぜると食べやすくなります

離乳食によくとろみがついているのは、「食べやすく」するため。
パサつく赤身魚などは、食べにくいので、水溶き片栗粉でとじたレシピが多いですよね。

そういうのが難しい!大変!と思ったら、ごはんに混ぜたりするととろみがついて食べやすくなりますので同じことです。

管理栄養士

他には じゃがいも さつまいも かぼちゃ 豆腐 なども同様の効果がありますよ。今回はお魚でたんぱく源なので、できたら、豆腐以外のものだといいですね

まぐろの水銀は大丈夫?

妊娠中は食べらるのを控えていたまぐろも、産後は食べることができます。

また、赤ちゃんも生まれてからは食べることができます。

妊娠中は、胎児が水銀を排出できないために蓄積してしまうため、水銀を控えるようにいわれていますが、産まれたあとは赤ちゃんでも水銀を排出することができますので、過剰な心配は不要です。

もちろん、「まぐろだけをたくさん食べる」ということは何らかの健康障害も想定できますので、あくまでもいろいろな料理の1つとしてですけどね。

大人の方も一緒に食事を

産後の女性も、回復のために鉄分は必要です。

なかなか育児中は料理の時間を十分にとることができませんが、栄養はしっかり摂っていただきたいものです。ごはんとまぐろの刺身をとりあえず、赤ちゃんと一緒の時間に食べていただくことで、赤ちゃんも「食べる」という仕草を覚えますので重要な役目があります。

大人も赤ちゃんもしっかり鉄分を無理なくとってくださいね。

プロフィール

川口由美子
川口由美子
一般社団法人 母子栄養協会 代表理事
女子栄養大学 生涯学習講師
All About 「離乳食」「幼児食」「妊娠中の食事」ガイド

女子栄養大学 卒(小児栄養学研究室)。企業にて離乳食の開発を行ったのち独立、管理栄養士として多くの離乳食相談を聞き、母親に寄り添った講演会を開いている
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