幼稚園・保育園:お弁当箱の大きさと詰め方のコツ

幼稚園・保育園に通うお子さんのお弁当箱のサイズや詰め方で悩んでいませんか?「たくさん食べてほしいけれど、残されても困る…」そんな保護者の気持ちに寄り添いながら、子どもが無理なく食べきれるお弁当の量や、彩りよく詰めるコツをお伝えします。

幼稚園児におすすめのお弁当箱とは?選び方とサイズの目安

年齢別お弁当箱の大きさの目安(年少~年長)

こどもの食べる量によって異なりますが、最初は小さめのお弁当箱がおすすめです。

年齢が上がり、物足りなくなったら大きさを変えていくとよいでしょう。
年少 300mlくらい
年中・年長 400~500mlくらい
(1日のエネルギー量の必要量 3~5歳男児 1300Kcal、女児1250Kcal 1)

ロック式・かぶせ式どっちが使いやすい?ふたの選び方

お弁当箱を選ぶにあたり、お弁当箱のふたの形状は重要です。

フラットなお弁当箱のふた(シール式)は幼児の手ではうまく開けることが難しいことがあります。

お勧めしたいのは、ロック式のふた。
一人でもこどもが外しやすいのでおすすめです。

園によってはアルミニウムのお弁当箱(かぶせ式)を指定されるところもあります。そのような場合は、お弁当箱をバンドでしっかり止めましょう。

子どもが食べやすい!お弁当の詰め方のコツ

お弁当を食べる時間が決まっているので、時間内にひとりで食べられるような内容のお弁当がよいでしょう。また、フォークや箸の扱いが上手でないと、食べる時間がかかってしまうので、食べやすくする工夫が必要です。

ピックの使い方と安全面の注意点

保育園 お弁当 フォーク型 注意 ピック

基本的には、ピックは安全面を考えて、使わないことがオススメです。

保育園や幼稚園などではお弁当を食べるときに注意力が散漫になり、ついピックごと食べてしまったりして、口の中を擦傷してしまったりする可能性があるためです。

もし、4歳時以降であり、おうちで保護者の方と食べるというシチュエーションであるなら、フォーク型のピックがいいでしょう。

年齢があがっても、なるべく先がとがったものでなく、フォーク型がおすすめです。

ただし、噛み切ったりしてしまわないように、気を付けましょう。

おかずが崩れにくいシリコンカップの活用法

シリコンカップ 小分け 保育園 幼稚園 弁当 アイディア 詰め方

シリコンカップは形状をキープできるため、おかずが動きにくく、寄りにくくなるのがポイントです。
お弁当箱の内容が少なくても、シリコンカップにおかずを入れるとスカスカした感じがなくなります。

彩りよく見せる!お弁当の盛り付けアイデア

赤・緑・黄色など、おかずのいろどりを食材から意識できるといいのですが、
なかなか難しいこともありますよね。

彩りが足りないときは、ピックやシリコンカップの色に取り入れるとよいでしょう
キャラクターのピックやフォーク・スプーンなどで、楽しい気分に♪

食べやすさ重視!ひとくちサイズにする工夫

まだまだ指先が不器用なこともあるので、切り分けて食べるようなことが難しいのが
幼児期の特徴です。
ひとくちサイズにしてパクっと食べられるといいですよね。

つまみやすくすることは大切です。一口大にカットするとよいでしょう。

幼児のお弁当の量と栄養バランスの考え方

「ごはんなどの主食」と「おかず」の量は、同じくらいの量にします。
「おかず」は、「たんぱく質のおかず」と「野菜のおかず」を同じくらいの量すると、栄養バランスがよくお弁当箱の中にそろいやすくなります。
果物は、一緒に入れず別容器に入れるとよいでしょう。

入園初期におすすめのごはんとおかずの量

上手に食べることができないので、量は少量にしましょう。
こどもの好きなもの・食べ慣れているものを入れることで、テンポよく食べることができます。
スムーズに食べ終わることで、おこさんの満足感が増し、お弁当の時間が楽しみになってきます。
指先がまだ不器用な場合があります。つまみやすさには気を付けましょう。おにぎりは小さい手で持てる大きさがおすすめです。

お弁当に慣れてきたら量をどう増やす?目安と調整方法

段々と量を増やすことや、苦手なもの少しずつ入れていきましょう。
少量入れることで、好き嫌いの改善にもつながることもあります。

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レシピ

冷凍OK!幼児のお弁当ミートボール

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  • 監修: 夏目千恵子
冷凍OK!幼児のお弁当ミートボール

豆腐が入ることでふんわり。冷めても固くなく食べやすいしたミートボールです。

対象 対象
幼児食
カテゴリ カテゴリ
主食
調理時間 調理時間
15分(準備時間:5分)
量の目安 量の目安
作りやすい量

材料 材料

豚ひき肉
200g
豆腐(木綿)
100g
パン粉
1カップ(40g)
牛乳
1カップ(200ml)
玉ねぎ
小1個
しょうゆ
小さじ1
適宜

作り方 作り方

  1. Step1

    玉ねぎはみじん切りし、耐熱容器に入れて電子レンジ加熱する(透き通るまで)。

  2. Step2

    豆腐はしっかり水切りしておく。パン粉は牛乳に浸しておく。

  3. Step3

    ボールに①・②・③と醤油・豚肉、豆腐は崩し入れよく混ぜる。

  4. Step4

    ③を丸めて、油をひいたフライパンで転がしながら焼く。

冷凍方法

粗熱をとったら1つずつラップをし、ジッパー袋にいれる

1週間が保存の目安です。

解凍方法

電子レンジ(600w)で1個あたり30秒ほど温め、しっかり冷ましてから詰めてください。

ひとりで食べる練習を

お弁当箱の用意ができたら、お弁当をお子さんがひとりで食べる練習をしていきましょう。
入園したてのこどもたちは、新しい生活で緊張することがあると思います。
お母さんの作った食べ慣れた味のお弁当は、こどもたちにとってホッとできる安らげる瞬間かもしれません。
お弁当を心待ちにする我が子を想像してお弁当作りをしたいですね。

参考文献

  1. 厚生労働省.日本人の食事摂取基準

著者のプロフィール

夏目千恵子
夏目千恵子
母子栄養指導士
管理栄養士

幼児食、学童食などを基軸として食のアドバイスを行う。
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コラム
タグ
#お弁当#保育所#幼児食
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