子どもの好き嫌い対策案*料理のお手伝い
お子さんの食べ物の好き嫌いをなくしていきたいですよね。
でも、どうしても食べない…とお困りであれば、チャンスは突然やってくるかもしれません。
絶対にこれで大丈夫という方法はありませんが、旬の食材が手に入ったり、収穫体験をする機会があれば、この機会にぜひ楽しく、お手伝い習慣を身につけてもらいながら、好き嫌いも克服できるよう目指しましょう。
楽しく食べることが食育
人は「おいしさ」を味だけで感じているわけではありません。
好き嫌いが多い、
じっと座れない、
食べるのに時間がかかる・・・など、乳幼児期の食べる悩みは尽きませんが、味だけではなく、五感をフルにしっかり使って食べることができれば、食事時間が楽しくなり、その悩みも軽減するといわれています。
食べるだけではなく、「つくる」ところから始まれば、五感の刺激をたくさん受けることができ、おいしさをより大きく感じることができるかもしれませんね。
つくることで感じる五感とは
視覚 食材そのものの形、一緒につくる家族の笑顔を見る
聴覚 野菜を切る音、焼く時のジュージュー聞こえる音、楽しむ家族の声を聞く
嗅覚 調理前・調理中の香りの違いや良さをダイレクトに匂う
触覚 やわらかい、かたい、冷たい、あついを肌で感じる
味覚 味見をしてみることでおいしいを発見する
また、お手伝いをすることで、自分でできた達成感や、家族が喜んでくれた姿が、食べることへの挑戦や、食事時間の楽しさにつながっていくこともあります。
子どもが収穫したものでの食育がチャンス!
例えば、ミニトマトも収穫したら、ミニトマトのままで食べてもいいですが、簡単なピザのようなものにするだけでも、立派なお手伝い。
できたらいっぱい褒めてあげるチャンスです
また、例えば、芋ほりの場合には、芋は、みそ汁、焼き芋、てんぷら・・・など、一緒に料理のバリエーションを考えたり教えてあげると、料理にぐっと興味がでますよ。
苦手な野菜×好きな料理方法にすることによって、食べられる可能性もあります。一緒に料理を考えてみましょう。
ミニトマトや、さつまいもの収穫などをしたら、ぜひ、いろんなレシピを試してみてくださいね。
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お手伝い成功のカギは「少しずつ」
毎日の忙しい生活の中で、おてつだいは大変・・・という場面もあります。
全部を一緒にやらなくても、大丈夫!
さつまいもを切るだけ、
成型するだけ、
粉をまぜるだけ...と、まずはお子さまの興味のあるところから、少しずつ始めましょう。
少しずつお手伝いすることで料理への興味が広がれば、準備から片付けまで戦力になる日も近いかもしれませんね。
参考資料
著者執筆の記事一覧
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管理栄養士
ママが楽しみながら料理ができるお手伝いをします。
著者の記事
- 2019年10月5日コラム幼児期のおやつは何をどのくらい食べたらいいの?
- 2019年9月18日コラム子どもの好き嫌い対策案*料理のお手伝い
- 2019年9月17日レシピ芋ほりの後にも*ゴロゴロさつまいもパン
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