幼児期に必要な栄養とは

1歳半で離乳食が終わって、ほっとしたいのが、幼児期。
「やっと離乳食が終わって、大人と同じものが食べられる」と思っていませんか?

実は、離乳食は食べるための練習であり、幼児食からが食べる本番なので、より細かな配慮が必要です。

ミルクや母乳がなくなり、すべての栄養を食事からとらなくてはいけなくなるからです。

では、幼児期にはどんな栄養が必要なのでしょうか。

d1e662932ffa132691b95227303d5dda_s

幼児期に必要な栄養

 

日本人の推定エネルギー必要量 乳児と大人の比較

・エネルギー

幼児期にはたくさんの栄養が必要ですが、まず、カロリーが体のわりには多めに必要です。
大人が必要なエネルギー所要量が約2000kcal程度なのに比べて、3~5歳のエネルギー所要量は1日に1250~1300kcalとされています。
やはり動く量や代謝がいいからなのでしょう。

・ミネラル
幼児期は、骨や細胞をどんどん作る時期なので、カルシウムや鉄などのミネラルが特に必要です。
特にカルシウムや鉄を積極的に多くとるよう心がけると良いでしょう。特にカルシウムは不足しがちなので
問題となっています。
カルシウムは大人が600㎎必要なのに比べて、3~5歳の所要量は、500㎎必要だとされています。
かなり多いですよね。

栄養を効率よく摂るために

一度にたくさん食べられないのに、カロリーなどの栄養が必要なので、幼児の場合は、3食のごはんの他に、
おやつ(補食)が必要になります。3歳までは朝10時と3時、3歳からは3時のおやつが必要となります。

おやつというと、いわゆるお菓子を想像しますが、補食と書いたように、これは3食のごはんだけでは摂りきれないものを補うためにあります。

先ほどお伝えした、
・エネルギー
・カルシウム
・鉄 (鉄分)
をよく考えておやつを選びましょう。

カルシウムが多く、おやつとしてすぐ出しやすいものは、牛乳1杯はカルシウム200㎎、チーズ20gが120㎎などです。

他にもおやつ用の味付け小魚などもあります。

ただ、スナック菓子は、せっかくとったカルシウムを吸収しにくくしてしまうリンを含んでいますので、なるべく避けるようにしましょう。

幼児に必要な栄養は、カルシウムと鉄分、そして元気に動くためのエネルギーと考え、おやつに手軽なもので補えるといいですね。

ベビーチーズなどのプロセスチーズ、赤ちゃんはいつから食べられる?

 

プロフィール

川口由美子
川口由美子
一般社団法人 母子栄養協会 代表理事
女子栄養大学 生涯学習講師
All About 「離乳食」「幼児食」「妊娠中の食事」ガイド

女子栄養大学 卒(小児栄養学研究室)。企業にて離乳食の開発を行ったのち独立、管理栄養士として多くの離乳食相談を聞き、母親に寄り添った講演会を開いている
◆仕事依頼はこちら◆もしくはTwitterやFBからもどうぞ