チョコレートやココアはいつから?幼児おやつレシピ

市販のお菓子はいつから食べさせてもいいの?という質問がよく寄せられます。
今回は、チョコレートなどの甘いものについて、一緒に考えてみましょう。

チョコレートは何歳から食べられる?

チョコレート いつから食べさせていいか

チョコレートが何歳から食べられるかという質問は、とても難しいです。

フランスでは「チョコレートは頭がよくなる」と言われており、3歳くらいの幼児にチョコレートをあげたりもします。
ただ、これは糖分の少ないチョコレートの場合です。

チョコレートの糖分や脂肪分

日本で市販されているチョコレートは甘いものが多く、また加工度が高いので、余計な糖分や脂肪分が心配です。

一般的な板チョコの1かけ(5g)で、だいたい30kcalくらいあることを考えると、
・牛乳100ml(約70kcal)
・チョコレート1かけ(5g)
だけで、1-2歳児のおやつのエネルギーがとれてしまいます。

なかなか5gで終わりということもできずにたくさんたべてしまいそうですね。

そう考えると、1-2歳で食べさせるのには、まだ早いといえます。

甘さやカフェイン成分がクセになることも?

甘い物は人間は要求として欲しがちですので、依存度が高くなります

「もっともっと!」となってしまうものですので、できるだけ避けられるといいでしょう。

また、幼児肥満ガイドによると下記のように記載があります。

例えば嫌いなものを食べたらお菓子をあげるなどと駆け引きに使う、移動中に子どもをおとなしくさせるために食べさせる、ご褒美(留守番、手伝い等)に好きなお菓子を与えること等には注意してもらいましょう。また、子どもの欲しがる欲求に根負けしないことも大切です。

日本小児科学会「幼児肥満ガイド」

チョコレートなどの菓子類は、ご褒美などにしないようにすることも大切です。

チョコレートは3歳頃まで避けて

兄弟や友達が食べていると、難しいということはあると思いますが、3歳くらいまでは避けられるといいでしょう。

それでもバレンタインデーなどのイベントでは、ちょっと祝いたくなる気持ちもわかります。

理由は、砂糖の量と、常習化しやすい点にあります。

3歳以上になったらたくさん食べてもいいというわけではありません。あくまでも嗜好品ですので、なるべく避けて時折少し楽しむ程度にしましょう。

管理栄養士

一度にたくさんのカロリーを簡単に摂取できるのは、利点もありますが、
やはり子どもに「少しだけ」といってもなかなか難しいことが多いので、そこに気を付けたいものですね。

できたらにんじんをハートにくりぬいたりして、お食事で祝ってみるといいのですが、お菓子のようなものを作りたくなったら、以下を参考にしてみてくださいね。

チョコレート風 幼児向けカカオ蒸しケーキ

チョコレート いつから 赤ちゃん 幼児
チョコレートの原料であるカカオパウダーを用いた【カカオ蒸しケーキ】です。うっすら色づくくらい少しの量しか使わないので1歳ごろから食べることができます。

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チョコレートの原料であるカカオパウダーを用いた【カカオ蒸しケーキ】です。うっすら色づくくらい少しの量しか使わないので1歳ごろから食べることができます。
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ターゲット 幼児食
カテゴリ おやつ
keyword ケーキ
準備時間 5
調理時間 10
0
量の目安 1 回で作りやすい量

材料

  • ホットケーキミックス   ...…150g
  • ...…1個
  • ココアパウダー(砂糖を含まないもの) ...…小さじ1/2
  • 牛乳 ...…1/2カップ(100ml)

作り方

  • ボウルに、卵を割りほぐし、ホットケーキミックスとココアを加えてよく混ぜます。
  • 1のボウルに牛乳をいれてさらに混ぜてカップなどの8分目まで入れます
  • 蒸し器で10分ほど蒸したら出来上がり!

ポイント

・電子レンジの場合はふわっとラップをして600Wで約1分半加熱してください
・ココアの色は、うっすらつく程度なので、黒糖みたいですが、黒糖よりも甘さが控えめでクセが少なく食べやすいです
・砂糖や乳製品が含まれていない、ピュアココアパウダー(純ココア)を使用します。
・このくらいのココアの量であれば1才ごろからで問題ありませんが、これ以上多いとココアに含まれる覚醒作用などが心配なので控えめにしてあります。3才以上ならもう少しココア量を増やしてもいいでしょう。


あわせてよみたい:▶ 幼児期に必要な栄養 

参考資料

日本小児科学会「幼児肥満ガイド」

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川口由美子
川口由美子
一般社団法人 母子栄養協会 代表理事
女子栄養大学 生涯学習講師
NHK「すくすく子育て」他 出演
女子栄養大学 卒(小児栄養学研究室)。企業にて離乳食の開発を行ったのち独立、管理栄養士として多くの離乳食相談を聞き、母親に寄り添った講演会を開いている
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