キッチンで楽しく自由研究! 小学校低学年、中学年でも

夏休みが始まりました。
多くの小学校では、夏休みの自由研究などありませんか?

毎年、自由研究のテーマに頭を悩まされますよね。

自由研究テーマは キッチンにあり!

実は、自由研究のテーマが身近にあるのです。
しかも、キッチンに!

年齢やスキルによってできることが異なりますので、
低学年とそれ以降でご紹介いたします。

【低学年】

親子でできる料理がオススメ。楽しさを知ることがメインと考えましょう。
まとめる時のポイントは、
材料・手順・感想をまとめて写真とともにレポートすることです。

料理することで、楽しさ、大変さ、工夫することを学ぶことができますし、
あっという間に完成しますよ!

自由研究をしながら一品できてしまうので手間なしなのも嬉しいですね。

【中学年・高学年】

中学年からは理科の勉強が始まり、学校の理科では身の回りのことを学ぶので、身の回りの理科を調べるといいでしょう。
料理を通してなぜそうなるのか?と、理論的なことを考えることができる年齢です。
作るだけでなく実験のようなことも取り入れることができます。

自由研究のキッチン実験アイディア

紫キャベツの自由研究

紫キャベツの自由研究

主に中学年以上であれば、理科勉強の1つとしてキッチン実験がいいでしょう。

アイディアとしては、
・温泉卵を作る(黄身と白身の固まる温度の違いを知る)
・魚をさばくのを見る(魚の体のつくりを学ぶ、命をいただきていることを知る)
・カッテージチーズ作り(たんぱく質が酸で凝固するしくみを知る)
・味噌づくり(麹と発酵について)
・クッキーづくり(メイラード反応を知る)
・出汁の実験(旨味と塩分など、味の相乗効果を知る)
・紫キャベツでリトマス紙作り(酸とアルカリで色の変化をするアントシアニン色素を利用)
  参考:https://www.seisekiup.net/jiyukenkyu/chugaku_jikken.html

などが挙げられます。

食育と自由研究を一緒に!

料理作りや、キッチンにある身近な食材・調味料などを取り上げた自由研究は、食育そのもの。
自由研究にお悩みなら、ぜひ、キッチンの中に目を向けてみませんか?
それが食育にもつながるなら、嬉しいこといっぱいですね。

楽しい夏休みを!

著者

夏目千恵子
夏目千恵子
母子栄養指導士
管理栄養士

幼児食、学童食などを基軸として食のアドバイスを行う。