水分補給のことについて考えたとき、何を飲んだらいいのか迷いますよね。

赤ちゃんや妊婦さんは、出来る限りカフェインを避けることが望ましいとされています。
赤ちゃんだけではなく、幼児、児童(小学生)もカフェインは避けたほうがいいのですが、どのくらいが望ましいかご存知ですか?
今回はカフェインについて少しご紹介します。

カフェインとは

カフェインはコーヒー豆、紅茶、マテ茶などの茶葉、カカオ豆などに含まれている天然の成分です。
お茶だけではなく、眠気防止目的などでエナジードリンクや、苦み成分としてコーラなどに添加されていたりすることもあります。
主な飲み物の含有量は下記の通りです。
<含有量(100mlあたり)>
コーヒー 60 mg
紅茶   30 mg
せん茶  20 mg
エナジードリンク 32~300 mg

カフェインを摂るとどうなるのか

カフェインを急激にたくさん摂取することによっておこる急性作用として、 めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症の他、下痢、吐き気をもたらすことがあるとされています。
また、長期的なリスクとしては、カルシウム摂取量が少ない人がカフェインを摂取した場合、カルシウムの体内からの排出率を増やすので、骨粗しょう症の発症の原因となる可能性があると言われています。また、妊婦の場合、胎児の発育を阻害する可能性があるといわれています。

どのくらいのカフェインが海外では目安とされているのか

日本では、現在のところ許容量や摂取目安などの数量が決まっていません。したがって、諸外国の数値を参考に考えてみるといいかもしれません。
海外では、カフェインの摂りすぎで20代男性が死亡した例(2015年)や10代少年急性摂取による死亡例(2017年)もあり、日本でも最近多量摂取による死亡例がでました。近年カフェインの安全性が特に注目されています。その多くはエナジードリンクや医薬品、サプリによるものですので、コーヒーの飲みすぎなどではありませんが、妊産婦や乳児の場合は影響を受けやすいので、その量が定められている機関や国があります。その一部より、妊婦、子どもについての部分をご紹介します。

〈世界保健機関(WHO)〉
カフェインの胎児への影響については、まだ確定していませんが、妊婦はコーヒーの摂取量を一日3~4杯までにすべき、としています。(*お茶ならその倍量程度)

〈カナダ保健省〉
カフェインを摂り過ぎると、不眠症、頭痛、イライラ感、脱水症、緊張感を引き起こすため、特に子供や妊婦、授乳中の女性に対して注意喚起を行っています。
健康な成人は、一日最大 400 mg以内の摂取であれば影響はないとしていますが、妊婦や子どもについては下記のように定められています。

<カフェインの悪影響が出ない最大摂取量(1日あたり)>
4歳~6歳の子供      45 mg
7歳~9歳の子供      62.5 mg
10歳~12歳の子供      85 mg
妊婦/授乳中/妊娠希望 女性  300 mg

つまり、上のカフェイン含有量と見比べると、コーヒーなら500mlまでが望ましいということでしょう。
マグカップでいったら、2-3杯です。

4-6歳の子供であれば、緑茶200ml程度となります。

日本では特にありませんが、これらを踏まえて、妊婦さんならコーヒーなら3杯程度とし、子どもであればコーヒーは避け、緑茶でもコップ一杯程度にしておくといいでしょう。

 

やはり麦茶や水がいいのですが、気分転換もしたいものです。
コーヒーを紅茶に変えるとカフェイン量も少なくてすみます。また、ミントをいれた水やレモン水などもさっぱりするので気分転換にもなります。身近にあるカフェインレスを探してみてくださいね。


参考資料)
*1 内閣府 食品安全委員会ファクトシート「食品中のカフェイン」
*2 農林水産省 カフェインの過剰摂取について
*3内閣府 食品安全委員会報道関係者との意見交換会 会議資料より『カフェインに関する 諸外国での対応状況&中毒の課題』2017年5月